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トヨタ生産方式のポイントとは?

トヨタ生産方式というのは、その名の通り、世界最大の自動車メーカーとして知られるトヨタ自動車が採用している生産方式のことです。

同社のホームページ上では、「ムダの徹底的排除の思想と、造り方の合理性を追い求め、生産全般をその思想で貫き、システム化した生産方式」や「お客様にご注文いただいたクルマを、より早くお届けするために、最も短い時間で効率的に造る」といった解説文が掲載されています。

これを見ても、いかに同社が生産性を究極まで追求しているかが分かるのではないでしょうか。

このようなトヨタ生産方式を支えているのが、ジャストインタイムと自働化という2本柱です。

ジャストインタイムというのは、必要な時に必要なモノを必要な分だけ生産・供給するシステムで、トヨタ自動車では工程の流れ化・小ロット生産・タクトタイム・少人化・後工程引取りという5つの基本原則のもとに運営されています。

この基本原則を確立すべく、平準化を前提にかんばん方式や標準作業、1個流し、先入れ先出しといった様々な手段を組み合わせながらカイゼンに努めているのです。

また、もう一つの自働化というのは、単純な機械化ではなく、人の知恵を付与することで、不良品を作らない仕組みであるとされており、具体的には機械が異常を判断して停止できるようにすることです。

機械が自働化すれば、人間が常時監視しなくて済むようになり、より付加価値を生む作業をこなせるようになります。